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ラパスと草の黄

阿久原牧到着から5日目のラパスと草の黄。少しずつ場所に馴れてきた。

2015年3月7日、昨年末に活動を終えた東京の国立乗馬クラブからきた二頭の北海道和種馬がかんな馬の会に仲間入りした。
クラブの有志が特に親しみあるこの2頭の行く末を案じ私たち馬の会と繋がった。

到着二週間後の3月22日には4頭の牝馬を群に加えて一緒に放牧。この場所での6頭体勢は私たちには初めての経験だった。
ラパスと草の黄は元種馬のセン馬。この2頭と4頭の牝馬たちが繰り広げたドラマは、誰もが予想しない展開だった。
事前に私が考えていたのは、単純なボス争いとその喧嘩がヒートアップして怪我する懸念、十数年間馬房飼いで群れの放牧飼いに慣れていないラパス・草の黄が適応できずパニックする懸念と、主にこの二点への対応だった。が、完全に読みは外れた。
セン馬とはいえ種馬だった2頭が牡モード全開で、単純なボス争いに男女の愛憎劇やハレムを巡るオス同士の争いの色が加わって複雑化。カオスのような数時間。度重なるどんでん返しと、予想もつかない「落ち」の連続だった。(今季2015年春号の会報に詳しい報告を記した。)

下は、さらに二週間後、4月5日の様子。
6頭の群れはひとまず落ち着いて見えるが、食事時には微妙なひずみが現れる。馬たちそれぞれの性格にもよると思うけど、この頭数だと、この牧で馬たちが食いっぱぐれなどによる弊害が出はじめる限界超えなのかもしれない。エサを餌桶以外の地面に別けて与えたりと食いっぱぐれ対策はしたのだけど、ボスの座を退いたハツガがこの二週間で少し痩せた。腹帯を締めた運動当番が最初に気付いて報告してくれた。一方、牝馬4頭の場合に最下位だったミノはあまり変化はないように見える。



手前が草の黄。
まだまだ慣れなくてわからないことが多い「今」の彼らと過ごす時間は、新鮮な驚きが毎回あって本当にいろんなことを教えてもらえる素晴らしく楽しい時間だ。彼らがなにを恐れるのか、なにをしたいのか、なにをしてほしいのか、こちらをどういう気持ちで見ているのか。

季節は春。今年は開花の後、雨とともに突如戻った寒さが続いているためか、花の持ちが良い。
馬小屋のミツバツツジが最盛。
忙しくなるはずの春だが4月に入って雨続きで、いろいろな外仕事が滞っている。


(若山)

 
author:かんな馬の会, category:-, 05:15
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