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休耕地放牧の課題いくつか

この放牧地は比較的平らで広い畑だったので角馬場に見立てて乗馬会(5月の活動日)

休耕地や耕作放棄地を利用した放牧飼いの二年目途中。
失敗も多くて課題も見えてきた。
・脱走対策にと無口を付けっぱなしにしたところ、擦り剥き怪我が多く、またそれを見逃して放置してしまい膿ませたケース。→脱走はほとんど無い(牡馬のゲンキが一回だけ。被害無し)。みんなが無口なしの馬を捕まえられるように訓練をする。化繊の素材や市販品のフィット性も一因のようなで柔らかい麻や綿の紐で各馬の大きさに合わせた手作りの無口を作る。
・過度な粗食状態になって(「過度」と見る判断、見極めが私の経験が浅くてできなかった)、馬を急激に痩せさせてしまった。→よく観察する。管理上好都合な餌付けも兼ねて、ふすま等の濃厚を当番が日常的に補給してやる。
・電柵の敷設・撤去と日常の管理の手間に対しての効果(餌になる青草の量など)が少ない場合が意外に多い。→時期と場所の見極めが未熟。期待値が大き過ぎるとつらい。
・所有者の許可をもらったはいいけど、水の補給が容易にできないために結局、放牧地として利用できないケース。→場所によっては放牧にこだわらず、前のような自給飼料栽培も合わせてやっていくのが良いのかも。
ほかにもいろいろ。
まだまだ、だな。若
author:かんな馬の会, category:-, 05:36
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ラパスと草の黄

阿久原牧到着から5日目のラパスと草の黄。少しずつ場所に馴れてきた。

2015年3月7日、昨年末に活動を終えた東京の国立乗馬クラブからきた二頭の北海道和種馬がかんな馬の会に仲間入りした。
クラブの有志が特に親しみあるこの2頭の行く末を案じ私たち馬の会と繋がった。

到着二週間後の3月22日には4頭の牝馬を群に加えて一緒に放牧。この場所での6頭体勢は私たちには初めての経験だった。
ラパスと草の黄は元種馬のセン馬。この2頭と4頭の牝馬たちが繰り広げたドラマは、誰もが予想しない展開だった。
事前に私が考えていたのは、単純なボス争いとその喧嘩がヒートアップして怪我する懸念、十数年間馬房飼いで群れの放牧飼いに慣れていないラパス・草の黄が適応できずパニックする懸念と、主にこの二点への対応だった。が、完全に読みは外れた。
セン馬とはいえ種馬だった2頭が牡モード全開で、単純なボス争いに男女の愛憎劇やハレムを巡るオス同士の争いの色が加わって複雑化。カオスのような数時間。度重なるどんでん返しと、予想もつかない「落ち」の連続だった。(今季2015年春号の会報に詳しい報告を記した。)

下は、さらに二週間後、4月5日の様子。
6頭の群れはひとまず落ち着いて見えるが、食事時には微妙なひずみが現れる。馬たちそれぞれの性格にもよると思うけど、この頭数だと、この牧で馬たちが食いっぱぐれなどによる弊害が出はじめる限界超えなのかもしれない。エサを餌桶以外の地面に別けて与えたりと食いっぱぐれ対策はしたのだけど、ボスの座を退いたハツガがこの二週間で少し痩せた。腹帯を締めた運動当番が最初に気付いて報告してくれた。一方、牝馬4頭の場合に最下位だったミノはあまり変化はないように見える。



手前が草の黄。
まだまだ慣れなくてわからないことが多い「今」の彼らと過ごす時間は、新鮮な驚きが毎回あって本当にいろんなことを教えてもらえる素晴らしく楽しい時間だ。彼らがなにを恐れるのか、なにをしたいのか、なにをしてほしいのか、こちらをどういう気持ちで見ているのか。

季節は春。今年は開花の後、雨とともに突如戻った寒さが続いているためか、花の持ちが良い。
馬小屋のミツバツツジが最盛。
忙しくなるはずの春だが4月に入って雨続きで、いろいろな外仕事が滞っている。


(若山)

 
author:かんな馬の会, category:-, 05:15
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ゲンキのトレーニング
現会長のK野氏のフェイスブックより
「木曽馬「ゲンキ」1歳10か月。3週間MさんKさんと3人と1頭で練習。引き綱なしでも乗馬出来るようになった。1日1~2時間、緊張しながら楽しんでいます。」


ゲンキは牡馬(ボバ)。
満一歳の頃、ひとまず種付けの可能性を残す方向で去勢は先伸ばす判断をして現在一頭飼いで牧場から少し離れた会員の自宅庭にいます。
冷静に自分たちの実力を考えたらどう考えても牡(オス)の馬は去勢が一般的常識的で妥当な判断かもしれないけれど、妥当で一般的な常識に従っていたら、この馬の会は無かったし、この会の中心人物たちは全員今の彼らではないでしょう。
また私たちが去勢をしたくない理由は種付けだけではないような気がしています。
ただし、いままでに経験したことのないような馬や人の事故や怪我への注意や覚悟が必要になるでしょう。

引き馬、三種の歩様、鞍付け、ハミ付け、乗馬、引き馬しながら馬上からの扶助と連動する訓練、単独での乗馬、とスポンジのように吸収、覚えがよい。たくさんのやり取りの中で人も一緒に学ぶ。馬と過ごすトレーニングの時間にはいつも感動があります。
とにかくK野さんM田さんK村さんの男3人衆がよくがんばってトレーニングしてきました。
どの課題もまだまだ不完全です。まだまだこれから。たのしみです。
(若)

author:かんな馬の会, category:-, 06:50
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